オフィス移転のお祝い花、辞退しても失礼にならない?

オフィス移転が決まると、取引先や関係者への移転案内とあわせて考えておきたいのが、「移転祝いを受け取るのか」について。

新しいオフィスへの移転時には、主に胡蝶蘭やスタンド花など、想像以上にたくさんのお祝い花をいただくことがあります。

華やかなお花が並ぶ光景は、新しい門出を実感できる嬉しいもの。

一方で、実際に受け取る企業側からは、

「置く場所が十分にない」
「移転当日は社員がほかの対応にも追われている」
「受け取りや立札の確認・管理が大変」
「水やりなどのお世話を誰がする?」
「枯れた後の処分はどうする?」

といった声も聞かれます。

そのため最近では、オフィス移転のタイミングで、あらかじめお祝い花を辞退する方針を伝える企業もあります。

でも、そこで多く聞くのが、

「せっかくお祝いしてくださるのに、こちらから辞退すると失礼では?」

という心配です。

結論からいうと、伝え方に配慮すれば、お祝い花を辞退すること自体が失礼になるわけではありません。

大切なのは「いりません」の一点張りで断ることではなく、お祝いくださるお気持ちへの感謝を前提として、自社の方針を丁寧にお伝えすることです。

お祝い花を辞退するときに大切な3つのポイント

1. まずは日頃のご厚情への感謝を伝える

いきなり、

「祝い花は辞退いたします」

と書くと、どうしても少し強い印象になってしまいます。

まずは

「平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」

など、日頃お世話になっていることへの感謝から始めます。

まだ相手から「お祝いを贈ります」と言われていない段階だからこそ、“お祝いへのお礼”ではなく、“日頃のお付き合いへの感謝”から入るのがポイントです。

2. お祝い花を辞退する理由・方針を丁寧に伝える

次に、お祝い花についての自社の方針を伝えます。

ここでも、「花は不要です」の一点張りではなく

「誠に恐縮ではございますが、お祝い花につきましてはご遠慮させていただいております。」

など、相手の気持ちに配慮した表現にします。

企業によっては、

「環境配慮の観点から」
「移転に伴う社内方針として」
「受け入れスペースの都合により」

など、理由を簡潔に添えてもよいでしょう。

「会社としてそのような方針にしている」と分かれば、贈る側も判断しやすくなります。

3. 「お祝いそのものを拒否している」と受け取られないようにする

ここが、かなり大事です。

企業側が辞退したいのは「お祝い花」という形式であって、お祝いしてくださる気持ちそのものをお断りしたいわけではありません。

そのことが伝わるように

「皆様からのお心遣いには、心より感謝申し上げます。」

などの一文を添えておくと、印象が大きく変わります。

“お祝いは嬉しい。ただ、「お花」という形では理由があって遠慮したい。”

このニュアンスを丁寧に伝えることが、失礼に見せないポイントです。

【文例1】シンプルにお祝い花を辞退する場合

この度の移転に際しまして、誠に恐縮ではございますが、お祝い花につきましてはご遠慮させていただいております。
何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

短く、シンプルに伝えたい場合に使いやすい文例です。

【文例2】相手への感謝をより丁寧に伝える場合

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度の移転に際しまして、誠に恐縮ではございますが、お祝い花につきましてはご遠慮させていただいております。
皆様からのお心遣いには心より感謝申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

重要なお取引先などへ案内する場合にも使いやすい、さらに丁寧な形式です。

【文例3】環境への配慮を理由として伝える場合

この度の移転に際しまして、誠に恐縮ではございますが、弊社では環境への配慮および社内方針により、お祝い花につきましてはご遠慮させていただいております。
皆様からのお心遣いに深く感謝申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

「なぜ辞退するの?」と思われることが気になる場合には、理由を簡潔に添える方法もあります。

移転案内状の、どこに書けばいい?

お祝い花の辞退については、移転案内の本文とは分けて、最後に一文添える方法が分かりやすいでしょう。

例えば、案内本文の下に少しスペースを空けてから

「なお、誠に恐縮ではございますが、移転に伴うお祝い花につきましては遠慮させていただいております。」

といった形です。

移転のご挨拶そのものを邪魔せず、相手にも見落とされにくくなります。

「そもそも移転案内状はいつ送る?誰に送る?何を書けばいい?」という場合は、以下の記事で送付時期・送付先・基本文例まで詳しくご紹介しています。

👉「オフィス移転の案内状、いつ・誰に・どう送る?失敗しない基本と文例」

「辞退する」だけでは解決しないこともある

ここからが、今回の記事の重要なところ。

お祝い花を辞退することで、

置き場所
受け取り対応
水やり
立札管理
処分

といった企業側の負担は減らせます。

ところが、実際にはもう一つ問題があります。

それが、

「それでも何かお祝いをしたいのですが、どうすればいいですか?」

というお問い合わせです。

お祝い花を辞退すると、

「じゃあ何を贈ればいい?」
「お菓子なら大丈夫?」
「何も贈らない方がいい?」

と、今度は贈る側を迷わせてしまうこともあります。

だからこそ、「お祝い花を辞退します」で終わらせるのではなく、企業によっては“受け取り方そのもの”をあらかじめ決めておくという方法もあります。

「お祝い花は辞退。でも、もしお心遣いいただけるなら…」という考え方

お祝いGO!!では、お祝い花を贈ってくださるかもしれない方に対して、

「お祝い花以外のお祝いをお願いする」のではなく、「辞退」が大前提

そのうえで、

「もし、それでもお心遣いいただける場合には…」

という形で、お祝いの受付窓口をご案内する方法をご提案しています。

ここは、とても決定的な違いです!

企業側から、「お花以外のお祝いをください!」とお願いしているのではありません😂

まず、お祝い花を辞退する。

それでもなお、お祝いのお心遣いをいただける場合に備えて、「こちらに受付窓口があります」と事前にお知らせしておくという考え方です。

【文例4】お祝いGO!!を利用する場合

例えば、次のような伝え方ができます。

この度の移転の祝花につきまして、誠に恐縮ではございますが、弊社ではお祝い花につきましてはご遠慮させていただいております。

それでもなお、お祝いのお心遣いをいただけるということでしたら、窓口を「お祝いGO!!」に委託しておりますので、ご賛同くださいますと幸甚です。

もちろん、お祝いをお願いする趣旨ではございません。何卒ご容赦のうえ、ご不要の場合はご放念くださいますようお願い申し上げます。

これなら、「お花はいりません。でも代わりにこれをください」という案内ではありません。

辞退を前提にしながら、それでもお気遣いいただける場合の受付方法をお伝えする。

だからこそ、「こちらからお祝いについて触れるのは図々しくない?」と心配される企業様でもご案内しやすい形式です。

お祝いGO!!では、企業様や移転の状況に合わせて、相手に失礼・図々しく受け取られないよう配慮したご案内テンプレートを複数ご用意しています。

お祝い花を辞退するなら、「その後」まで考えておく

お祝い花を辞退する目的は、お祝いを減らすことではありません。

移転という大切な節目にいただく、

「新しい場所でも頑張ってください」
「これからの発展を応援しています」

という気持ちは、企業にとってとてもありがたいものです。

一方で、受け取る現場には現場の事情があります。

「お祝いを断る」か「大量のお花を受け取る」か。

その二択だけで考える必要はありません。

祝福の気持ちはありがたく受け取りながら、企業にも贈る側にも負担の少ない方法へ変えていく。

それも、これからのお祝いの形の一つではないでしょうか

「そもそも祝い花を断ること自体が失礼なのでは?」と感じる方には、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

👉「祝い花を断ったら、失礼ですか?」

実際に「お祝いの受け取り方」を変えている企業もあります

お祝いGO!!では、オフィス移転や新社屋完成、開業、周年など、企業のさまざまなお祝いの場面でご利用いただいています。

従来の祝い花だけに限定せず、お祝いのお気持ちを受付窓口で受け取り、必要なものへ交換することができます。

「お花を辞退したい。でも、お祝いくださる気持ちまでお断りしたいわけではない。」

そんな企業様にとって、“お祝いの受け取り方を選ぶ”という新しい選択肢です。

実際にどのような場面で利用されているのかは、お祝いGO!!の導入事例でもご紹介しています。

👉 一部の導入事例をご紹介

まとめ|大切なのは「辞退」より、その伝え方

オフィス移転時のお祝い花は、辞退すること自体が失礼なのではありません。

大切なのは、

日頃の感謝を伝えること。
お祝い花を辞退する方針を丁寧に伝えること。
お祝いの気持ちそのものを拒否しているわけではないと伝えること。

そして「それでももし、お心遣いいただける場合には…」

と、お祝い花に代わる「お祝いの窓口」として、事前にご案内をする。

お祝いする側も、受け取る側も、気持ちよく新しい門出を迎えられる🌈

そんなお祝いの形を検討されてみてはいかがでしょうか。